応じ技についてのページ

私的応じ技順位は、
1.小手抜き面
2.面返し胴
3.突き打ち落とし面
です。
上から順に、私が決めやすいと思っている技です。

小手抜き面
小刀側の小手抜き面です。
構え合った時、小刀を前に出しますね。
相手の剣先と触れるかどうかぐらいの所で攻め合うわけですが、小刀は短いです。
つまり一刀側からすれば、一刀相手の時より小手が近くにあるわけです。
実に打ちやすい部位です。
近い=あまり踏み込まないという方程式が成り立つと思います。
つまりは応じ技を打つのにも最も適しているのだと考えます。
小手を抜く時は、小刀を寝かせて抜くよりも立てて抜いたほうが良さそうです。
相手から見て、小手は二刀の外側の奥に向かって移動するように見えます。
その時に竹刀が寝ていると、小手を抜いた後の移動先を狙われた時に当たる恐れがあります。
小刀を立てていれば、小手を抜いた後は小手は完全に安全な状態になると思います。

面返し胴
小刀側の面、つまり空いている面の部位を打ってくることもありますが、苦し紛れに正面から来る場合もあります。
どちらにしろ、打ってくる確率が高く、当たれば一本になりやすい部位です。
私は面を空け気味にして誘って打ちます。
が、一刀の時より音が大きくないので一本になりにくいです。
まあ、私が回転胴をする癖があるせいも多分にあると思いますが。
面は小手と違って大きく踏み込んでくるのでなかなか難しいです。

突き打ち落とし面
かなり難しい技です。
突きは大きく踏み込んでくる技なので、面を打つ頃には根元で打ってしまうぐらいの距離になってしまいがちです。
打ち落とすのとほぼ同時に面を打たなければなりません。
完全に相手の突きを予測できるか、来る瞬間にとっさに反応して打つ事ができれば問題ないのですが。
また、リスクも大きいです。
もし突きではなく小手だった場合、確実に小手を一本取られてしまうと思います。
相手が出てくる時に小手をさらすのですから。
ですので私は得意ではないです。
最初から突きを小刀で守っていて小手を少し見せるような構えを取っています。
小手抜き面の方が簡単だからです。
小手フェイント突きだった場合も、小手のフェイントの時点で迷わず小手抜き面を放ちます。
動いている突き垂に当てるのは難しいと思うからです。
当たってしまえば一本になるんでしょうが、なった事はありません。