上段との違い
上段との違いを挙げます
1.間合い
間合いが二刀の方が近いです。
小さな事に思えるかもしれませんが、とても大きな事です。
何故か。
上段は一刀の相手から届かない間合いからでも打つ事ができます。
しかし二刀は違います。
一刀が打てる間合いで勝負しなくてはいけません。
小刀側の足を前に出していればなおさらです。
上段は一刀が自分の間合いに入ろうと詰めてくるところを狙えますが、二刀は届きません。
つまり、相手が間を詰めなくても届く間合いで勝負するのです。
なので出鼻は上段より狙いにくいです。
相手の連打もくらいやすいです。
大体一刀と同じ間合いなので、一刀から転向するのなら、上段よりは間合いの違和感が少ないと思います。
2.防御
二刀には小刀があります。
なので防御しやすいです。
軽く小手打ちに行く事ができます。
小手を打っても小刀で面を守れるからです。
胴も同じです。
また、突きも守れるので、近間に入られても上段よりは耐えられます。
3.打突
二刀は上段とは違って全て片手技です。
ですので打突が弱くなりがちです。
また、近間に入って諸手で打つなんて事もできません。
二刀が打突できる間合いの幅が狭いという事になります。
二刀は小刀があるので、小刀で相手の竹刀を押さえて打つ事ができます。
小刀で受けて、大刀で打つというのは打突の間合いの狭さから、なかなかできないです。
総合
上段と比べて二刀は、
攻撃しやすいが決まりにくく、
間合いが近いが守りが堅い
というのが挙げられると思います。
攻撃しやすいので、ガンガン多彩な技を繰り出さなくてはいけないと思います。
上段と似たように見られますが、私はこの方向でいきたいと思います。