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今日は事情があってバザー品を回収する事になったんです。
公共事業の一端ですね。
それで、リサイクルセンターに上司と共にトラックを借りに行ったんですよ。
市のリサイクルセンターなんですが、安い安い。
マンガは一冊50円でBo○kOffより安い。
金属の棚なんかも1000円とかで、とっても安い。
中古の自転車も3000円くらいで売ってました。
使い古したゴルフクラブなんて100円で売ってました。
で、借りるためにちょっとそこにいる間もどんどん車が入ってくるわけですよ。
まるで粗大ゴミ回収車みたいのがたくさん来るんですけど、そこからあれだけ綺麗にできて、売り物にできるくらいになるんだからすごいなと感心してたわけです。
基本的に服と家具の店でした。
仕事中じゃなかったら買ってましたね。
でもちょっといかがわしい品物とかもあったりして。
例えばおしゃぶり。
いや、それはだめだろと思いますよね。
20円でした。
買ってもデメリットの方が大きいような…。
で、トラックを借りて店の駐車場を出る時に一台の車とすれ違ったわけです。
市にはいっぱいいらないものがあるんだな、リサイクル事業は金になるなと思いました。
しかしすれ違った車は緑色で丸っこくてちょっと大き目の公共自動車…
そう、バキュームカーです。
まさか、それもリサイクルしちゃうんでしょうか?
バキュームカーの中身から作れるリサイクル品…、最低でも肥料、最高でも肥料です。
某女子柔道の○亮子の言葉と違ってかっこよさもなんもありませんが…。
まあそんな話は置いといて、車の中はバリバリ000000公共車って感じでした。
交通標語とかが車内のいたる所に貼ってあって、やっぱり禁煙なわけです。
禁煙の文字が一番大きかったです。
やっぱり公務員はいろいろしっかりしてるんだなぁ、うんうん。
その時…
シュパッ、フーッ。
なんと横で上司がタバコを吸い始めたじゃないですか!!
「あ、あの、禁煙って書いてあるんですけど…」
「ああ、これね。書いてあるだけだよ。灰皿あけてごらん?」
そこで私は灰皿を開けてみました。
するとそこには山盛りの吸殻が…
私は思う訳です。やはり民間の企業の方がこういうところはしっかりしているなと。
せっかく剣道もやっている訳ですし、清く正しい道を歩んでいこうと思っているわけです。
やっぱり、正義の道を貫いて人生を終えたいと思っているので。
「一本いるかい?」
「はい!頂きます!」
私は思う訳です。肺は汚くても、心が綺麗ならばそれでいいかな、と。
せっかく剣道もやっている訳ですし、反則一回じゃ一本にならない事もよくわかっていますので…。
やっぱり、勝利の道を貫いて人生を終えたいと思っているので(笑)
さっきは違う事言ってた?何の事ですか?生まれた時からこの思想でしたよ。
(十八番、おとぼけ大作戦開始。)
とにかく、いらないものをもらいに色々周った訳です。
もらえる物はとにかくゴミにしか見えないです(笑)
回収先に着くと、大量のゴミ、ゴミ、ゴミ。
たまによさげな品があっても、持っていこうとすると
「だめよ、それはまだ壊れてないんだから…」
ちょいとおばさん、勘違いしてませんか?
バザーっつうのはですね、壊れたものを売る企画じゃない訳ですよ。
使い道に困ったものや、使わなくなった物を必要としてる人に回してあげる企画な訳です。
壊れたものとわかっていればね、こっちも引き取ったりしないんですよ!!
でも、それでも笑顔。
「ご協力ありがとうございました(天使の微笑み)」
頬の筋肉が筋肉痛になりそうです…
でね、そういう勘違いな人のなかでも特にって人がやっぱりどこにでもいる訳ですよ。
ピンポーン
「はぁい」
「こんにちわ!リサイクル品の回収に参りました、じゃきです!」
「ああ!待ってたよ!今開けますから。」
そして出てくる老婆。
年の割にはとっても元気そうな老婆です。
「うちのはこれなんだけどね…」
おお、少ないじゃない。
型落ちした100円のおもちゃみたいのが入ったダンボールが少々。
しかもほとんど新品。
他のゴミの山と比べれば遥かにマシだぜおばあちゃん!
「じゃあ、早速持っていきますね(残り少ない笑顔を振り絞って)」
しかしダンボールを離そうとしない老婆。
「ちょっと待って、これはねぇ、私が昔出店やってた時に残った奴なんだよ。あの時はまだ元気があってねぇ…」
「そうですか、今もお元気じゃないですか(流し気味)じゃあ持っていきますね。」
「ほら、これキーホルダーなんだけど、かわいらしいでしょう?これきっとあんたの携帯電話なんかに似合うと思うよ。どれ、出してごらん?」
「ああ、申し訳ないんでバザーに出品されてから自分で買ってつけますよ。じゃあ持っていきますね(無笑顔)」
「そういえば同じのがたくさんあるからちょっと待っててちょうだい。」
そう言って小部屋に入っていく老婆。
早くしてくれよ。疲れてるんだよ。僕帰りたいの。
ジャアーー
五分後、水の流れる音と共に老婆が小部屋から出てきた。
「色々探してみたんだけど、なくなっちゃったみたい。孫が持ってったのかねぇ…」
嘘をつくな!!
あきらかにトイレ行ってただろ!!
抑えろ、仕事中だ、ここは抑えるんだじゃき!!
「じゃあもうこれしかないんですね!持っていきますね!」
「でも、これは今度近所の子供達にあげようと思ってたのよ。どうしようかねぇ。」
まさか、これだけ待たせて何も出すもんがねぇとか言うんじゃねえだろうな…。
「また今度にするわね。」
言いやがった!とうとう口に出しやがった!
出してはいけなかったその一言を!!
「そうですか。ご協力ありがとうございました(真顔)」
もう笑ってるのは頬の筋肉だけです。
上司「どうした?」
私「何ももらえませんでした…」
上司の足元にはたくさんのタバコの吸殻が…
助けに来いよ!!
リサイクル品もらうはずが、ばあさん相手にリサイクル昔話聞かされてたんだよ!
あのばあさんこそ、このトラックに乗せるにふさわしいぜ!!
一日疲れました。
でもねでもね、最後に行った回収先でボルドーのワイン出した人がいて、それをかっぱらってきた(公認)ので帰りは気分がよかったです。
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