10月3日
こないだイベントがありましたよ。
そう、剣道の試合です。
私の地区の大会なんですけどね。
結果?
団体戦準優勝でした。

よさげに聞こえるでしょ?
でもね、優勝できなかったのは私のせいなんですよ。
私が決勝で負けたから。

まあ、そんな話はいいんです。
今回話したいのは一回戦の話。




私の今回の試合の目標として団体優勝もあったわけですが、
胴を決める!というのが一番の目標だったんです。
動画の方でも一本になったものが置いてありますが、
やはり年配の先生方の御眼鏡にかなうかが課題だったのです。


そして一回戦
相手は二刀相手に大きく防御しまくりながら戦う戦法でした。
私の嫌いな戦法です。
しかし!
今回はそれを打破するために練習してきた胴があります!!


最初は相手は平青眼でした。
相手の剣先がちょっと中心寄りになった時に竹刀を払って小手!
まず一本です。



いよいよ後がなくなった相手。
近づくと小手と面を同時に防ぐように大きく竹刀をあげて防御します。
これは胴のチャンス!!

踏み込んで…
「どおおぇるあぁ!!」


…ちょっと軽いかな?


「ヤメ!」


…ん?



なんと場外。
ちょっと言い訳がましく説明します。
今回の試合場は白い線がいっぱいありましてね。
試合場がどこまでかわかりづらい訳ですよ。
でもそんなのはよくある話。
だから私は惑わされないように審判の位置や、記録板の位置から
試合会場の位置を判断しているんですね。


しかし
そんな私を陥れるかのように

今回の記録板は試合会場の線の一本外側の線の
さらに外側に存在しておりました。



だから場外。
いいじゃん一回くらい。


しかし長年使ってきたその癖。
一回で治る訳ありません。



またしても竹刀を大きくあげて防御する相手。

「どおおらあああ!!」

「ヤメ!」



ちょっと私、
一本決まりそうになると見境がなくなる癖があるみたいで。
また場外。

今度は当たりは悪くなかったんだけどな…。


「おい、ライン気をつけろって!」


場外から声が飛びます。


でも!
でもでも!!
私の今回の目標がかかっているのです!!!
もう一度だけトライさせてください!!
さっきよりはライン気をつけるから!!



またしても大きく竹刀をあげて防御する相手。
ここまで来るともう一本にならないと決めつけているようで。
それが私の闘争心を煽ります。



「どおらああ!おどう!おどうえらあああ!!」



しかし動かぬ旗。



そっか。
一本になんないんだ。
へぇ。



ドン!


いてっ



「ヤメ!」


まさか…

まさかまさかっ!




レ点(漢文用語)を逆さまにしたようなポーズをとって
私を見据える審判。
何そのポーズ。
笑ってみろよ。
笑えよ。


反則三回目。
後がないのは私のほうとなりました。
幸い一本は絶対に取られないという確信があり、
しょうがないなと。
今回は胴はあきらめるかと。
そう思いました。

チーム戦ですからね。
しょうがない、面か小手で一本決めよう。





そりゃ




しかし戦意を喪失した私の打ちは相手に届かず…
相手の体に突っかかる竹刀






そして竹刀が舞った(笑)




「ヤメ!」





空を仰ぐ私。
空はこんなに青く綺麗なのに、なんですがすがしい気分じゃないんだろう。








ああ、空見えなかったわ。
体育館だった。








反則二本負け。
二刀だけに?
笑えない。
私も仲間も。





もう仲間じゃないかもしれない。

そう思いました。



「いやぁ、君はえんたーていなーだねぇ。」



あ、そゆ目で見てたの。




「あはは、こんな人久しぶりに見ましたよ。」



そうでしょう、そうでしょう。




ああ悔しい!!!


えんたーていなー!?
胴を決めたかったの!!



こんな人久しぶり!?
いつも私がやってるみたいに思わないで!!



くそぅ
さっきの腹いせか?
さっきあなたが寝癖のついた子供に



「妖気感じとるぞ、お前」

って言って



「目の前に妖怪がいるからだ!」

ってうまい返しをくらった腹いせか?



ううん、みんないい人。
ダメなやつを笑って許してくれて、みんな優しい人。
恩返ししなきゃね。




んで次の試合は胴を打つのをやめました。
普通の試合でした。


物足りなさそうな目で見るな。


私が面を打ってって、体当たりをかわした相手さえも


「…くそっ」


常に場外に出ると思うな。
私は牛じゃない。
さっきは胴を狙ってたからなの!



そして相手の面に当たる私の竹刀。


「めぇーーん!おめらああ!!」




























「ヤメ!」


ごめんなさい。
牛です。
ステーキにでもしてくれ。